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既出の小持山山頂からの続きです。
※小持山頂上までは、既出の小持山のページをご参照下さい
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静かな小持山の山頂を後にすると、武甲山との鞍部に向かって道は大きく下って行きます。
武甲山南面の穏やかな山容を眺めながら、坂を降りて行きます。
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下り始めてすぐに、浦山の武士平への分岐があります。
道標も新しく、そちらへ向かうのであれば迷うことはないでしょう。
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下り坂は日陰側になるため、雪がなかなか解けないようです。
雪は問題ないのですが、一度解けかけて凍ったツルツルの氷が問題です。
雪や落ち葉にカモフラージュされていて、ついつい踏み込んでしまうと転倒は必至。
要注意です。 |
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急降下が収まると、急に道がなだらかになります。
ここは雪が溜まりやすい地形のようで、大雪の時は難儀かもしれません。 |
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やがて小持山からの下りが終わり、武甲山への直登へと続く鞍部が見えてきます。
「シラジクボ」と呼ばれる場所です。
クボは「窪地」のような意味でしょうか。
ここを右に分岐すれば横瀬側に、左に分岐すれば浦山側に降りることができます。
そして正面には、200mの標高差がある武甲山山頂への道が、全容をあらわにしています。
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シラジクボにある新しい道標。
詳細にルート案内が表示されています。
が、浦山方面への案内はなぜかありません。
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こちらは古い道標。
傍らの道を降りていくと持山寺跡や、横瀬の登山口へ出られます。
大持山・小持山でバテた人は、ここで下山可能。
都合の良いエスケープルートです。 |
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いよいよ最後の登り。
急坂ですが、道はまっすぐだし見通しも良く、さほど苦になりません。
ただ日当たりがやたら良いので2月というのに暑いこと・・・・
真夏は地獄になることでしょう。 |
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ススキの揺れる坂を登りつめると、「武甲山」の道標に着きます。
ここから浦山側へ下ったり(裏参道)、横瀬側(表参道)に下ったりする案内も記されています。
そして武甲山の名物、発破についての注意書きが大きく掲げられていました。
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山頂に着くと大きな神社があります。「御岳神社」と看板があります。
この社が最大ですが、古い歴史を持つ山らしく、他にもいくつかの祠や社が周囲に点在しています。
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神社の狛犬。やはり、犬ではなく狼(秩父犬)の形をしています。 |
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山頂周辺は、南になだらかに下りながら広く、いくつかの建物があります。
写真は非難小屋(上)と真新しいトイレ(下)。
このトイレは優れもので、電力は太陽電池、雨水を利用した水洗式、バクテリアを利用した汚泥の出ない浄化槽を備えています。
が、冬期(12/1〜3/31)は閉鎖されていて、中の様子は確認できませんでした・・・
他にもあたりにはもうひとつトイレがありました。
じつに至れり尽くせりの山頂です。
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御岳神社の裏には、展望台が2箇所整備されています。
この写真は第1展望台の方。
ここまで来ると自然破壊の爪痕がはっきり見えてしまうので、あえて来ないという人もいるそうです。
が、なかなか来られる所でもないですから・・・
鉄柵の直下には武甲山北壁の採掘現場があり、巨大なダンプが動いていました。 |
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山頂ごとスッパリと削り取られてしまった結果、眺望は抜群です。
秩父市街が箱庭のように一望でき、無数の丘陵が周辺を囲んでいる様子が明らかです。
日本でも有数の弱風地帯といわれる秩父盆地は、これらの山々に守られているのでしょう。
台風が直撃しても、滅多に大きな被害にはならないようです。
もちろん、足下の武甲山が、最も大きな秩父の守護者に違いありません。 |
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山頂の休憩所で一休みした後、表参道を下り始めました。
延々と階段や杉林の中を下っていくと、「途中に大杉の広場」という標識があります。
周囲には杉林の中でも一際巨大な杉の木が2〜3本立っています。
苔むした樹皮が、歳月を物語っているようです。
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やがて水音が聞こえてくると、ふもとは間近です。
10m位の滝を経て、沢の流れに沿って下っていくと、道はやがてコンクリの舗装路になります。
マス釣堀の施設を過ぎれば、武甲山表参道登山口の鳥居に着きます。
そこから妻坂峠登山口までは、歩いてわずかな距離です。 |
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